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輝きに似た拍動 小さな両眼 心から笑う君の死化粧。
mirage 投稿 - 2020/08/27 更新 - 2020/08/27 0 Comments 414 Views
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死んだ水の蓄積場で
葉隠れする網の外

眠りに就いて
それからもう目を醒まさないで
不安定な傾度の惑星は
君が起きるには不釣り合いだ


君の副流煙が
肺を貫いて
「明日」ごと昏く染める

僕らの不可思議で
顔を歪めた
灰色の雲 灰色の空



間違えてしまっただけ
死にたいくらい微細な不乱
視界の隙間 覗くのはいつでも
悔しくて笑う君の晴れ姿
警鐘が聞こえればそれで終わりだと
離れていく手に魔法をかけた
I'm not lonely even when I'm away
ふらり、悪い夢に連れ去られた
ふらり、汽笛と共に投げ出した




意味を求めても 分かっても
それが繰り返さない訳じゃない

眠りに就いて
勇んだその脚は
止まることを知らず
うなされながらも進もうとする


君の副流煙で
心臓ごと靄をかけたい
今日を生きる僕の理想

僕らのふき出しには
願い事を書き綴る
結果より 結末だけを



間違えてしまっただけ
死にたいくらい蒙昧な夜空
輝きに似た拍動 小さな両眼
心から笑う君の死化粧
蝉が途絶えればそれで終わりだと
狂いそうな僕に魔導を向けた
I'm not lonely even when I'm away
それは孤独
ひとり、時を跨ぐ僕への手向け
ひとり、変えたがりな僕への鎖



雨が上がれば傘を閉じる
当たり前の挙動を疑った
寒空だけが塞いでくれる
見紛うことのない僕らの累々

離れたくないだなんてわがままを
君は手で払い除けてしまった
心は凪
歌は何故

無風と言える世界を廻してしまうの



間違えてなんかないよ
繰り返してるだけ
死にたいくらい 泣きたいくらい
不協なアンサンブル
凍えるだけなら
笑えなくなるなら
心の根元ごと奪って返さないで

季節外れの蝉がひとりで鳴き出した
心は凪
歌は何故
固まった僕の海を 溶かしてしまうの



I'm not lonely even when I'm away
君は魔法をかけた
ふらりと離れる悪夢が
僕の心をうなしてしまえば
その度にまた色違いの君が産まれ出す



時を跨ぐまであと


あと。





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