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逆転試合と恋の終わりと
kinoko0929 投稿 - 2020/08/09 更新 - 2020/08/10 2 Comments 614 Views
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野球なんて好きじゃなかった
ルールさえ知らなかった
ただ君を見てたかった…だけ

引退試合の延長戦で
打順が君にまわる
勝敗を分けた最後の一打
金属音を響かせ飛んでく

君はベースを踏みながら
ちらり 応援席のあの子を探す
ベンチの私より だいじな存在

仲間なんて呼ばれたくない
知りあいはもっとツラい
彼女にもなれずに夏が終わる
野球なんて興味なかった
スコアさえ書けなかった
ただ君を好きになった…だけ

歓声の消えた 無人スタンド
暮れてくスコアボード
少しだけ期待していたけれど
あの子と君はゲートを出てゆく

怪我に泣いた同級生
ある日 代打にまわされた下級生
待っててくれたのは その子たちだった

やっと興味も出てきたのに
ルールも理解したのに
マネージャーとしての夏が終わる
好きになってもらえなかった
特別になれなかった
ただ君が過去になった…だけ

2 Comments

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2020/08/10
高校野球の引退試合とはタイムリーな題材ですね。
恋の逆転打はなかったようで切ない。
kinokoさんは、様々なワンシチュエーションを歌詞にしてしまうのがいつもスゴい!
kinoko0929kinoko0929
2020/08/10
光陽さん、コメントをありがとうございました。
たまたま球場で見かけたチームの練習風景をヒントに書いてみました。
タイトルが二転三転し、恋の終わりとひっかけて「サヨナラゲーム」に落ち着きました。
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