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浮かべど沈まず、揺蕩えど迷わず。君の絶筆は凍える僕を溶かしてく。
mirage 投稿 - 1週間と1日前 更新 - 1週間と1日前 0 Comments 13 Views
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夏雲 乾いたら
綿飴になりそうな気がして
口を窄めてる
君が手を伸ばしては

何かを掴もうとしていた


小さなことでも
ふたりで超えれば良い筈だ
吹き出しが大きすぎて留められない
伝えたい言葉



亡くした水は日照りの仕業
空へ舞う飛沫
心ごと預けた
浮かんだ昨日に 思い出を注ぐ
亡くした夏にくれぐれも宜しく、と
茜を呪う 君の絶筆
「浮かべど沈まず。揺蕩えど迷わず。」




時雨の次 閑散の蝉
憶えられない妖し歌は
口を尖らせる





君を宥める為の戯曲

背伸びじゃ届かないけど


泡沫が好きな僕らは
しゃぼん玉を飛ばした
飛空する 淡く薄い膜が
弾けては解けて



亡くした水は掬えはしない
空を覆う白巡
思い出した軌道
細い脚で走り出したのは何故?
亡くした夏は生命で補えるだろう
猛暑日、僕らは微笑う
「音の鳴る方へ。水の落ちる音へ。」




噴き始める
印付きのエピローグは

重なりそうで
重ならない 君と僕を近付けようとする


亡くした花は
亡くしたての僕に
花粉を飛ばす



「代わりに、成れれば」







亡くした昨日
亡くした夏の残響は
手をかざしても眩しい 陽射しに似ている
亡くした軌道
亡くした想いでは
誰も庇う事なんて出来ないと嗤う


亡くした水
空を覆う白巡
心ごと預けた 不安はそれぞれだ
亡くした花
空を包む白い刹那
猛暑日、君の絶筆

「凍えても止まらず。絶えても、絶えず。」





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