good投票
まだこの作品をgoodと言った人はいません
白雨が蓋をする
見上げ始めたばかりの空
斜度が動けば
世界が崩れ始める
欲しかったものは
手首を掴まれると
途端に不要になってしまう
道の端で点ってた
黒い灯火は
壊れそうな船を編み始める
泥の水
私の渦 は
輝ける刹那を閉じ込める引力
泥を啜る
私の命 は
巡る時間を喰み散らかして
泣き噦る君の元へ 拍動を刻む
Sky at dawn 静寂、それは異太刀の刺傷
いつもと違う景色は
どこか遠い場所で
思惑を閉じ込めて流れ始める
記憶の蓋を疑う
それは失ってもいいのだろうか
無くしただけでは辿り着けなかった
泥の水
心の想 は
不確かな旋律で首を掴む始動
泥を啜る
心の音 は
死こそ生きる道だと見定めた
星を慮る君を忘れられない
Sky at dawn 糸巻く雁字搦めの刺傷
「空を跳べたらいいな」
赤い両脚で
もう力の入らないこの退屈で
届きますように
色の違う願い事
私 を み つ け て
泥の水
泥の入った水を啜る
それは命を繋ぐ 淡い輪廻
私の渦
私の起こした渦はやがて
貴方を巻き込んで 星を飲み込む
だからこそ
だから心の想は
尖ることもなく 貴方に刺さった
濾して輝く ものがあるのなら
それは異太刀の死傷
Sky at dawn 誰かが踏みつけた希望
私を か く し て
0 Comments