煙草の煙のようにふらふらと
「ちょっと」の静止も届かない
高鳴る心臓 追い求めても
結局いつも ものにならない
嘘ついても もうわかってる
仄かに香る シャンプーの名残
きみのそれで 上書きできてない
何で好きかもうわからない
ふれるやさしい温もり
きみじゃない きみの思い出に胸が熱くなるの
最低しか形容できない
薬なんて効き目ない
それでもいい そんなこと口にだってしたくないの
なのに きみの副流煙で死にたい
気付けば行く先々探してる
ちょっと重たく甘い香り
微かに心臓 引っ張られても
結局いつも きみのじゃない
幸せを ドブに捨てている
確かな自覚 止まない眩暈
自分がいちばん 理解できてない
何で好きかもうわからない
憂うかなしい痛み
きみじゃない きみの思い出を愛してるだけなの
言い聞かせてる、終わり
矛盾が言葉にならない
どうして 遠のくほどにきみを求めるの
馬鹿だ きみの副流煙で死にたいなんて
何で好きかもうわからない
ふれるやさしい温もり
最低しか形容できない
薬なんて効き目ない
それでもいい そんなこと口にだってしたくないの
なのに きみの副流煙で死にたい
慣れてしまった一連の動作
これは一種の自傷行為
あたしほんとは好きじゃないよ 煙草なんか
紫煙に揺らぐきみの横顔が 好きだっただけ
きみの隣で ともに肺を汚していたかっただけ
2020.7.27
2 Comments
2020/07/28
きみのそれで 上書きできてない
とか
最低しか形容できない
とかの言い回しが最高で。
他の歌詞も見てみたくなるような歌詞でした。
2020/07/30
思わずグググッと引っ張られました。
こんなことは馬鹿な考えだ、そうでしょ?
と自問しつつ
それでも
やっぱり<きみの副流煙で死にたい>という自答。
最後の最後に
<あたしほんとは好きじゃないよ 煙草なんか>
という、実は……な自分の性分を書くことで
より一層、歌詞全体に重みが出てきますね。