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夕焼けに偽装した夜の氷。
mirage 投稿 - 2020/07/13 更新 - 2020/07/13 0 Comments 327 Views
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手繰り寄せる
赤い気道
熱を恋う呼吸は

くだらない、と嗤って棄てた
咲き欠けた昨日を欲しがった


嘘を吐いて
繰り返した
姑息なロンドで君を誘う
嘘が突いた
繰り返せない
孤独な理論武装 君は隠れた



世界が凍える
夕焼けに偽装した夜の氷
ひとりきりで笑っていた
悔しさを殺めながら
世界が凍えるほどの
寂寞で君を包んだら
The rain is alone 揃わない質量
The rain is alone 塞げない質量




割れた音源に
吹き込まれた
命の主張は裂けそうだ

今、想うだけでは
もう二度と伝わらないから


本当を教えて
咳き込む理想
姑息なロンドは音に乗って
本当はきっと
手には届かない
孤独な理論武装 君は失った



世界が狂える
水差しが溢れてしまうから
くたびれて座り込む
想像の殺め方はひとつ
僕らが狂える宴は
寂寥のその先にある
The rain is alone 揃わない質量
The rain is alone 忘れない質量



踏み出した瞬間
骨が軋む音がした
窓ガラスの向こう側に映った景色

それは誰かが辿り着けず
希望だけを乗せた明日の淵
今、全ての心を押し退けて進む



世界が凍える
夕焼けに偽装した夜の氷
ひとりきりで笑っていた
悔しさを殺めながら
世界が凍えるほどの
寂寞で君を包んだら
The rain is alone 揃わない質量
The rain is alone 塞げない質量


悔しさを殺めた君が
それでもひとりで居るために
強がりの中に仕舞い込んだ
番いを生かす

The rain is alone 恋い続ける質量
The rain is alone 煩い続ける質量





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