窓辺の物語 隙間なく
描かれた軌跡を辿る
道端に咲く 声のように
高らかに生き抜いて
優しい雨が僕を包む
喜怒哀楽を 綺麗に洗い流すように
冷たい世界が変わっていく
誰も知らない 新たな時へと
玄関を靴が 濡らしていく
何もない日々の中
帰る者も 去り行く者も
忘れられることなく
優しい雨が僕を濡らす
大きな哀しみだけを 塗り潰すように
薄暗い世界に光が差す
顔を覗かせるのは 一体誰だろう
優しい雨が僕を包む
喜怒哀楽を 綺麗に洗い流すように
優しい世界で僕は生きる
この世が溢れ出す 幸せのカタマリだから
もう二度とどこにも行けないと
覚悟決めたら 永遠をここに捨てるよ
この一筋に その一閃に
あの一心に
そして 誰かの一息
1 Comments
2020/07/14