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産み出した 白刃は
私を断ち 何処かへ消えた
言葉が枯れたって
幸せなら…息は出来る、と
もう 憶えていない
赤く燃える 修羅の火も
この小さな星は
孤独だから重力で縛る
銀の向こうに見えていた
まだ知らない 楽園も
きっと出逢う筈のない
君のことももっと知りたい
何もない 空模様
陽が登れば後は落ちるだけ
行く先も分からない
月が出れば眠りに就くだけ
愛しい…想い出も
いつの日にか消えてしまう
“さようなら” 手を振った
まるで波紋 「その中心にて」
あの遥か彼方の
消えない緋は 遠い思郷
幾度 雨が注いでも
絶えることはない 破壊の渦
弱く掠れた声は
ひとり 逃げた私を包む
布が擦れる音が無くなり
振り返ると千切れていた
何もない 畦道を
途方に暮れ 歩いてるだけ
目を瞑れば浮かぶ
記憶の中 笑う君の声
背景に…溶け込んだ
世界にはもう 宛先はない
“またいつか” 涙を拭った
進むべきは 過去の逆側
照り付ける 燃える惑星
蒼い星を焼き尽くそうとする
海が枯れ…人が絶え
残ったのは私という残響
何もかも 空合いも
変わり果てて 私だけ歩いてる
翼が生えた君は
無邪気な顔で見せに来てくれた
All of fate また逢いましょう
「全てが死に 産まれた後で」
いくつもの色彩が
またこの星を塗り始めた
見渡す限り 何もない この丘陵で
未だ燃え続ける あの日を見ていた
この運命は まるで波紋
揺れる思慮 絶望…
“その中心にて”
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