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秋霖 またその未来から運ばれて ほろんでせかい
mirage 投稿 - 2020/06/11 更新 - 2020/06/11 0 Comments 360 Views
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音が溜まる音が聞こえた
気がした 予感はいつも感覚で

無限 ねぇ、君は無限?
他愛のない幻を掴む




降り止まない雨が繊維の様に
君を目掛けて突き抜ける
この秋雨を 産むのは
誰かの為に祈った願いだ
進みたいと 笑っただけなのに
季節外れで どこか悲しくなる
見せかけの雨 見せて欲しかった夢






ループする 指で円を描く
全てを透過した剣の音
君以外を裂こうとしたのに
色を失い 君を失い





手を伸ばしたのに

歪む視界

手を伸ばしたから

掴んで欲しい


むすんでひらいて
いろちがいのきせき






秋霖 またその未来から
運ばれて ほろんでせかい
秋景 また懐いてる
走り出した うごいてせかい
秋霖、またその時間では
意味を抱いた君が揺れて

雨に打たれて 夜空を見上げる
理想は加工された思い出
地に着く程の髪が濡れ始めて
渡す…雨のラフィア




むすんでひらいて
ぼくたちのぼうけん

ほろんでしなないで
ぼくたちのぼうけん











降り止まない雨のラフィア
君を奪った 世界へ捧げる
この秋雨を産んだのは
誰かの為に祈った 君の願いだった
冷たく振袖に浸透するレイン
虹は加工された 思い出の中で
また、少し大袈裟に綺語を添えられて
美しいものとして 伝えられるんだろう

降り止まない雨のラフィア
蔓に隠れて 糸に隠れて
堕ち始める ネブラディスク
まだ、燻んだままの 解れた編み雨









願いは一つ


君への道








その中で





雨は側で





君の隣で

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