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無邪気にはしゃぐ蝶の 羽ばたきを眺めている
きらきらと光の躍動 存在が途方もなく
湿気た風が吹いて 青い命の波に
浚われ転がる 形を残したまま
寝そべる私に 背中を濡らす土くれだけが優しい
貝になっても 木になっても
光を吸い上げて 続いてしまうから
この波が届かない地の底で
私は石になりたい
私は恐れている 目の前を埋め尽くす
透明でぶよぶよとした 夏の肉体を
この景色が生きるということなら
私の命は否定される
皮一枚でずれた世界を 採光窓から眺めている
貝になっても 木になっても
光を吸い上げて 続いてしまうから
この波が届かない地の底で
私は石になりたい
命ならば 私が命ならば
夏に溶けたい
きらきらと光の躍動 存在が途方もなく
湿気た風が吹いて 青い命の波に
浚われ転がる 形を残したまま
寝そべる私に 背中を濡らす土くれだけが優しい
貝になっても 木になっても
光を吸い上げて 続いてしまうから
この波が届かない地の底で
私は石になりたい
私は恐れている 目の前を埋め尽くす
透明でぶよぶよとした 夏の肉体を
この景色が生きるということなら
私の命は否定される
皮一枚でずれた世界を 採光窓から眺めている
貝になっても 木になっても
光を吸い上げて 続いてしまうから
この波が届かない地の底で
私は石になりたい
命ならば 私が命ならば
夏に溶けたい
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