どれくらい歩いてきたんだろう
ほどけないように結んだ靴紐は
気づけば歩くのを邪魔する
自分の場所を見つけても誰かの足跡
頬を伝う想いを降りもしない雨のせいにして
自分を誤魔化すうちに今日が明日を迎えにいく
昨日に置いてきた荷物を
今日もまた持ち歩いてる
誰かのために用意したものは
結局自分のためのもの
自由を謳って来たんだろう
ほどけてしまいそうな靴紐も
気にも止めず好きに歩いている
でも気づいたんだよそれは孤独だってことに
頬を伝う想いが降りだした雨に流されて
誰にも気づかれないうちに明日が今日を置き去りにする
捨てられそうにない荷物が
今日もまた増えていく
拾えずに落としてきたものは
誰も拾わない あたりまえだ
靴紐を結びなおして自由に荷物をならべたら
誰かが買ってくれないかなんて
真昼の星を探す涙が溢れないように
昨日に置いてきた荷物も
いつかは思い出になるでしょう
それでいいんだ荷物が増えても
ここで生きていたいんだ
昨日を置き去りにした今日も
いつかは色あせて消えていく
誰かの足跡の上でも
自分の足跡があるでしょう
自分で歩いた証だって
踏みしめて歩いていきましょう
売れない夢は思い出になるように
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