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なし
sabrina_no_hana 投稿 - 2020/05/13 更新 - 2020/05/13 0 Comments 348 Views
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リアリストが気安く触れたロマンシズムには
未来も無ければ 色素も無い
甘ったるいナルシズムが
濡れたアスファルトを這いずりまわる
ただでさえ気味の悪い曇天を
絵の具で作ったような灰色で
また乱暴に染めてゆく
吐き気に似た歌詞 吐き気に似たメロディ
嘔吐のような一つのサムライ・タマシイ
おい、そんなもの、ぶちまけるな

ドブをかっぱらって
虚しさで混ぜてみて
やっとこさ出来たのが夢と希望だ
ガラクタ以下だが これで胸を張れる
歌詞と詩と死の境界線も分からんズブの素人が
シトシト降る雨の中 ウトウト酩酊状態で
「人間やめんのか」と正々堂々自問自答しつづけた結果がこれだ
吐き気に似た歌詞 吐き気に似たメロディ
嘔吐のような一つのサムライ・タマシイ
おい、そんなもの、ぶちまけるな

俺の今生きている価値は
そこらの死体よりも価値が無い
だが俺にだけきこえる
ジリジリと砂の舞台の上
夢と希望が前に進もうとする足音が
ジリジリと ジリジリと
かすかに俺にだけきこえる
絶望という牙城の石垣が
ポロポロと崩れていく音が
かすかに俺にだけきこえる
俺にだけきこえるぞ。
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