新規登録 ログイン
当たり前を当たり前と思わないで。
shiina1129 投稿 - 2020/05/12 更新 - 2020/05/12 0 Comments 413 Views
good投票
まだこの作品をgoodと言った人はいません
君に言いたい事があったんだ
過ぎ去る季節に当たり前を見ていた
当たり前に君はいつまでも僕の隣にいてくれるんだと思っていた
いつでも言えるから
いつでも言えたから
いつでもいいや
と思ってしまった

当たり前なんてなかった
絶対なんてなかったよ
そよ風に吹かれた瞬間
君がいなくなってしまった

大切な人は無くしてから気づく
涙が出なくて
呆然とただただ呆然と立ち尽くしていた
信じられなくて
突然君を空に拐われた
空へ返せと返してくれと
声を枯らした

いつも通りに出かけた君に
いつも通りにいってらっしゃい
いつも通りにおかえりを言えると思っていたよ
当たり前に帰ってきてくれると思っていたよ
元気溢れる太陽のような輝く笑顔でただいまを言ってくれると思っていたよ

過ぎ去る季節に君が必ず居た
これから過ぎ去る季節に君がいない
君を思い出にするには幸せな記憶が多すぎる
隣にいる君に声をかける
もう君は隣にいないのに

大切な人は無くしてから気づく
涙が出なくて
呆然とただただ呆然と立ち尽くしていた
信じられなくて
突然君を空に攫われた
空へ返せと返してくれと
声を枯らした

無我夢中に君を探したよ
でも君はやっぱりいなくて
友に言われたよ
いい加減目を覚ませと
現実を見ろと
現実ってなんなんだ
君がいないそんな残酷な現実を
見せないでくれ

空で君が笑っている夢を見たよ
君は空で幸せなのかい
君の事を思い出にしてくれとでも言うのか

大切な人は無くしてから気づく
涙が出てきたよ
呆然とただただ呆然と泣いていた
信じていた
空を見上げて
空へありがとうと好きだと
声を枯らした
タグ : [ 編集 ]

0 Comments

Add a comment - 1000文字以内でご入力下さい。HTMLタグは使えません。
コメントを投稿するにはログインして下さい。初めての方は無料のユーザー登録を行って下さい。
ログイン 新規登録