good投票
まだこの作品をgoodと言った人はいません
途方もない事を怖がって
天の蓋が開く日を恐れてる
手には見えない鎖が絡んで
思うように動かせない
赤い光が見えた気がした
暗がりだからこそ強く輝く
塞がった後に生まれた退路
進むには遠く 戻るには果てしなく
フレイム
揺れる灯火
繰り返す言葉は波紋を帯びて
悲しく 愛しく 意味を纏う
まるで記憶に瘡蓋を付けたみたい
剥がれてしまえばそれまでの火炎
一人で生きるにはどうしても
上手くいかない 生きられない
躓く足取りすら誰かが見てる
きっといつの間にか守られてる
話をしよう
これからの事を
僕がこれから
あとどれだけ生きられるかを
フレイル
羽ばたく翼は
目も当てられないほど萎れて
淋しく 愛しく 紅蓮を纏う
それは途端に消えてしまう様な
失ってしまえばそれまでの火炎
心が笑ってる
口惜しくて笑ってる
離れた口と口が朽ちていく
もう戻れないのは
きっと自分だけじゃなくて
等速で生きてる 背景、その全てだ
フレイム
ただ歌を唄いたくて
薪に付けた火を囲んで集まった
「赤」と名付けた その火炎は
燃やし尽くしても終わる事のなく
Flame banquet 呪言の戦斧
振り翳して 断ち切った鎖は
僕の足元に転がる 僕自身で
フレイム、それは 燃え尽きても尚
灯火となりて輝き
灯台として聳え立つ
吹き消せど消えやしない命の火炎
0 Comments