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ふんわりとした瓦礫の中
点と点は繋がって
見境のない秋の夕陽は
潜る僕らを焼いてしまう
続きはまた明日 と
隠した絵本を探しては
来るはずのない明日を待てず
続きを読んでしまう
流れて
永劫に
ふたり まざりあい とけあう
流れて
久遠に
ひとり とかされて とけてく
無形のわたしだけでは
壊れていく君を守れない
ひととき 刃を持てばこの蓋世は
何もかもを殺してしまう
無形 水滴とわたしでは
失うだけで拾えやしない
ひととき 明日を夢見れば
時に鬼哭は夜を遮る
魂魄憑依 亡くした君が唄い始める
出で立ちはまるで誰かの模倣
天と天は仰ぎ合う
凍えそうな日にいつか
吹き荒ぶ風すら死なせてみたい
これにて幕引きだと
伝えても信じてくれない
在るはずのない次の幕開けを
願って待ち続けてる
流れて
永劫を
ただよう ぼくらは ふたりきり
流れて
久遠を
しらぬい それは ぼくらのもよう
無形のわたしだけでは
浮かぶ君を沈められない
不安はやがて対になり
何もかもを認めてしまう
無形 波紋は逆立ちしても
届かない 君の立つ未来
不安を形に換えて仕舞えば
眠れない夜の鬼哭
魂魄零度 氷点下でまた逢いましょう
潰れそうになるほど
君を愛して
潰されてもいいほど
君に愛されて
繋いだ手すら
泥々に混ざり合って
何もかも溶け合いたいのに
流れて
二人きりの久遠
流れて
一人きりを奪う呪文
無形のわたしときみは
故に無くした物すら思い出せない
無形では拾えない感情は
夜の鬼哭に包んで
無形の私は今 何処で
朽ちそうな世界を支えているの
形を成した君は
今何処で 誰を殺めているの
答えて
遠い遠い理想で
笑って
かたちのないぼくへ
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