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世界の端を突き止めたら
秘密にしていよう
生まれ変わったその後に
もう一度見つけたいから
潰れそうな星では
引き寄せ続けることが出来なかった
君の質量は確かなもので
言葉を運んで 何かを伝えたい
不思議なリズム
白紙の君は 筆を持ち替えて
恋をした
残響 歌ってる 心は迷わないと知った
不安定な基盤
支えが砕けて 転んだとしても
恋をする
それは それは 解けそうな風船の結び目
それは それは 解けそうな言葉の縫い目
君の始まりを探し当てたら
答えは併せなくていい
正解だとしても 間違えていても
君には辿り着けないから
美しく酩酊
千鳥足ながら 真っ直ぐ向かう
僕らの気温は少し高く
自由な音を見つけに行こう
迂回して白日夢
遠い夢は パレットの隙間
錆び付いて開かない様な
恋になる
浮かんでは 落ちてしまう僕は
息をする
どうか どうか 眩しいほどの約束を
どうか どうか 眩いだけの自由を
集めた砂が両手から溢れていく
一粒一粒が意志を持って眺めてくる
「君の色は」「君の歌は」
「君の声は」 「僕らの声」は
確かな質量を持って 夜を奪う
不思議なリズム
白紙の君は 筆を持ち変えて
恋をする
目眩がして 立ちくらんでしまうような
熱が冷めれば やっと分かる気がした
息をする
やがて やがて 辿り着いた景色は
どうか どうか 希望に満ちて自由なものでいて
僕は君を 君は僕を 世界から隠して
無法戦記
魔法がない それだと生き返れない
空想の世界 不安が底を尽きない
君を失うくらいなら 僕は槍になって
雨の代わりに降り注ぐだろう
君がまだ生きている
僕の中の世界で
昔みたいに
笑ってる
笑ってる
気がしてるから
僕らの無法奇譚は
分厚い本の内側で
朱い文字のまま 次の編へと向かう
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