花弁を割る瑞々しい若葉に 投げつけられる泥の雨
ごめんね こんな景色で
晴れた日和に ビニール傘裏返したら
落ちた桜掬って歩く 川沿いの遊歩道
そんな記憶も今は昔 川のきらめきの向こう側
あの澱んだ水の底で ぶよぶよと転がっている
不意に風が肌を叩いた
桜吹雪に 凍える
葉桜揺れる午後の空気の 静けさが頭を割り開く
歳を重ねる毎に痩せゆく街 鳥の声すらやがて
公園の桜 樹皮は穏やかにまじろいでいた
思い出よりも細い その切り株を撫でた
罪に罰をと願うけれど
測れないまま
葉桜揺れる午後の空気の 静けさが頭を割り開く
歳を重ねる毎に痩せゆく街 鳥の声すらやがて
淡色が深緑に変わる頃 きっと声は聞こえない
啜り過ぎた 奪ってしまった ごめんね こんな景色で
ごめんね こんな景色で
晴れた日和に ビニール傘裏返したら
落ちた桜掬って歩く 川沿いの遊歩道
そんな記憶も今は昔 川のきらめきの向こう側
あの澱んだ水の底で ぶよぶよと転がっている
不意に風が肌を叩いた
桜吹雪に 凍える
葉桜揺れる午後の空気の 静けさが頭を割り開く
歳を重ねる毎に痩せゆく街 鳥の声すらやがて
公園の桜 樹皮は穏やかにまじろいでいた
思い出よりも細い その切り株を撫でた
罪に罰をと願うけれど
測れないまま
葉桜揺れる午後の空気の 静けさが頭を割り開く
歳を重ねる毎に痩せゆく街 鳥の声すらやがて
淡色が深緑に変わる頃 きっと声は聞こえない
啜り過ぎた 奪ってしまった ごめんね こんな景色で
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2020/04/22