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不安定な道を四つの車輪が走る
揺れるバス席にもたれ 旅立つ故郷を眺めた
思い出だったあの場所も 夜は音も立てず静かで
余韻に浸る間もなく窓を横切っていく
挨拶する奴 ましてや帰りを待つ友さえ居ない
それでも込み上げる虚しさは後ろめたい
荷物は捨てきれない未練と
それに相反する期待と不安
自分で選んだ切符を持っている以上は
弱音を吐かないと言い聞かせて
大丈夫 大丈夫 上手くやれるよ
それが違った結末だとしても
大丈夫 大丈夫 上手くやれるよ
この先 雨ばかり降ろうとも
望んでは傷を負って たくさんのものを諦めてきたけれど
きっと大丈夫 絶対大丈夫
嘘でいいから信じさせてよ
孤独を遊泳する 宇宙飛行士のような星
周りが見向きしなくても輝き続けて
果てしない時間と自分は向き合っていく中で
それみたいに胸を張れるのだろうか
まばらに置かれた街灯みたいな路線はもう終わる
いつだって不自由さに甘やかされてきた
大丈夫 大丈夫 上手くやれるよ
居場所が何処だか分からなくても
大丈夫 大丈夫 上手くやれるよ
手を振る日々に泣き崩れても
こんな歌自分には似合わない けど前を向くために歌うんだよ
きっと大丈夫 絶対大丈夫
今だけは強がりを言わせてよ
抑え切れず震える手 思わず浮かべた誰かの顔
離れていった故郷 自分は「ひとり」で立っている
大丈夫 大丈夫 上手くやれるよ
どんなに上手くやれなかったとしても
大丈夫 大丈夫 上手くやれるよ
この位置が始まりを示す星だ
大丈夫 大丈夫 上手くやれるよ
自分が自分で居られる限り
大丈夫 大丈夫 上手くやれるよ
信念の咲く場所は変わらない
散々迷って走って疲れて 気付けばほらバスは到着してる
きっと大丈夫 絶対大丈夫
少し頼りない春と共に
行こう
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