君のギターの音色で
僕は歌が歌いたい
君がチューニングしてる隣で
深く切った爪を眺めていたい
季節の変わり目
淡いスカートが揺れる
突然雪が降り出した
もう随分暖かくなったはずなのに
桜が咲く頃には
君と手を繋げるようになって
桜が咲く頃には
舞い落ちるはなびらを数えながら
ふたりで眩しい日々を過ごしたい
桜が咲く頃には
顔なんて隠さずに光を浴びて
桜が咲く頃には
君のおはようから始まる朝と
僕のおやすみで終わる夜を過ごしたい
得意げに弾き語る君と
夢中で文字を打つ僕と
そうしてふたりは音楽を生み出す
きっと春が来る頃には
きっと桜が咲く頃には
桜が咲く頃には
君の音がはなびらみたいに
桜が咲く頃には
二人の音楽が咲き乱れて
ずっとずっと枯れませんように
6 Comments
2020/04/08
来年の桜が咲くころまでには、普段通りの日常が戻っていると良いですね。
2020/04/08
とても素敵です!
2020/04/20
ほんとにそうですよね。早く元通りになってほしいです。
2020/04/20
ありがとうございます!
春の明るいイメージを取り入れて書いてみました。
2020/04/21
深く切った爪を眺めていたい このフレーズが特に大好きです。
2020/04/28
フィンガーピッキングの人って爪が短いイメージがあったので。
春の風のような温かさを意識してみました。