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ryo_poe 投稿 - 2020/03/11 更新 - 2020/03/11 0 Comments 258 Views
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あの日 あの時から数年が過ぎて
君も 僕も大人になってしまいました
あの日 あの時には数年先さえも
何も 何もないものだと思っていました

時が止まった廃墟の中
誰もいない商店街
そんな中でも僕たちは
必死で最先端に立っていた

いつまでも走り続けなくちゃ
あの日手を振ったモノたちに
あの日底に沈んだモノたちに
目指すのはその先の世界
今はここにいない君だけれど
この星のどこかにいるのなら
もう一度つなぎ合わせて
フロイント・ラインを紡いでいく


あの日 あの時から数年が過ぎたけど
君も 僕もあの日を忘れたことはないでしょう
あの日 あの時から数年後の今
こんな日が来るとは思っていませんでした

時が止まった廃墟の中
時が流れ込んでく
そんな中で僕は
必死で元通りを夢見た

いつからか走り続けて
あの日時を止めたモノたちに
あの日そこにおいたモノたちに
会えると信じていました
今はここにいない君だけれど
この町に戻ってくるだろうか
もう一度走るしかないから
フロント・ラインの内側だ


時が止まった廃墟の中
何かを待ち一人佇む
そして一人僕は
必死で最先端を超えようとした

だからいつまでも走り続けなくちゃ
あの日流されたモノたちに
あの日流れ落ちたモノたちに
せめてこの灯が届きますように
今ここにいない君だけれど
今ここに僕は確かにいるから
もう一度を掴むため
もう二度と離さないように

今ここにいない君だけれど
今ここにいる僕と繋がって
明日の僕はきっと
フロイント・ラインを超えていく

そしてようやく僕は
あの日から前に進める
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