ひとたび感じた 快楽の
余韻にひたる間もなく 来る
耳をふさいでも 目を閉じても
突き抜けるように なんでだろ
ノイジーな雨が僕を包むよ
朝昼晩 逃がさないとささやく
ずぶ濡れのシャツを脱ぎ捨てて
弱い力のシャワーを浴びよう
悩みのタネを 洗い流せない
雑誌をめくって 至福
誰かいるわけじゃない それが
無音の喜び 無言の景色
それでもアレは 邪魔をする
ノイジーな雨が僕を包むよ
新しいひとでも 見つけりゃいいのに
よく分からないね 気持ちは
頭抱えたなら寝床にでも行こう
夢といっしょに 化けて出てきそう
ノイジーな雨は鳴り止まない
今さら言ったって 遅いのかも
言葉はどうせいらないんだろ
わかりはしないんだから
ノイジーな雨が僕を包むよ
朝昼晩 逃がさないとささやく
びしょ濡れの髪をほどいて
乾ききった時を待つ
悩みのタネを 洗い流せない
濡れた窓に描く 薄っぺらい怒り
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2020/02/13