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朝が来るたび 疲れてる
昨日はあんな早く寝たはずなのに
寝癖を強引に直して
風を浴びるよ
今はまだ 湧いてこないけど
そのうち浮かび上がってくるんだろな
倦怠感ってものが
先立つ影の向こうで 泣いてるんだ
この世界から望む夕陽を眺めながら
意味もなく分からないことを 嘆いても
一夜を明かせば記憶から消えていく
誰も知らない場所で 自分だけの鐘を鳴らせ
乱れきった 部屋の窓
剥がれかかった雨戸がうるさく喚く
ケチでいられるのも今のうち
いつまで続くの
今はもう 変えられないけど
眠りに落ちるたび悔やみ続けるんだろな
手を放したことを
先駆けになりたくて 足を踏み出した
何よりも確実な力ばかり欲しがって
気付いたらとっくに 身は滅んでる
一夜の煌めきさえはるか遠くの幻
誰も知らない場所で 自分だけ思いを隠す
昨日よりも明日よりも
素晴らしい今日が作れるのなら
死に物狂いでも 尽き果てるまで
一心を懸けて
先立つ影の向こうで 泣いてるんだ
惨めになりたくたってなれないことを
旅立ちの合図のように 大きく遠く
たったひとりの声を響かせられたら
誰も知らない場所で また鐘を鳴らす
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