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風に乗って磁場を這う
意識と自我に権現はない
奏でた音に耳鳴りを重ねて
影を潜め逃げる夜
歯車を噛み合わせ
誰のことか分からない声を聞く
知ることが罪だとしても
境界線は曖昧なまま過ぎる
暗い 明るい 狭間は無音
この世界でも あの大空でも
理を形作る 意識の機械は
ハンドルを振り回す 支配への抗争
理を司る 自我の機械は
立ち上がる意味を 無に変えていく
賢者を騙る邪の遺心
墓場に棄てられた生き人
恨み辛みを吸い取る雨粒に
答えを探し出せるか
椅子の足が折れるように
誰もの体はいずれ壊れゆく
身を投げることが罪だとしても
縄は消えることを知らない
暗い 明るい 狭間は無音
次の大地も 目の前の水面も
理を形作る 意識の機械は
アームを振りかざす 支配への反撃
理を司る 自我の機械は
抗う言葉まで 真っ白に変えていく
喧騒 雑踏 狭間は弾み
この世界から あの世界へ
理を形作る 意識の機械は
ハンドルを振り回す 支配への抗争
理を司る 自我の機械は
立ち上がる意味を 無に変えていく
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2020/02/04