[M1911A1] それが僕の場合夢だったのかもしれない

ある時、振り返ってみると夢を言い訳にして色々な事から逃げていた自分が居ました。そんな自分をベースにして書いてみました。

M1911A1 投稿 - 2019/12/20 更新 - 2020/01/03 6 Comments 325 Views

[A]
どうなりたいかなんて　わからないし
どうしたいかなんて　もっとわからない
僕らを縛り上げていた　不自由の黒幕は
自由だったのかもしれない

[A]
貧困なボキャブラリーを　雑巾絞りして
ひん曲がった脳ミソから流れ出た
渾身の一撃は　反響すらせず
当たり前かのように　影も残さず世界へと消えた

[S]
あの日、心の中で　育てた未来はいずこへ
孤独に耐え兼ね捨ててしまえば、それまでで
明日も　明後日も　過ぎれば今になる
故に今日をやり過ごす為の言い訳
それが僕の場合　夢になっていたのかもしれない

[A]
どうなりたいかを　知ったところで
こうなるべきだという　常識に邪魔され
不安定が安定している　躁鬱的な砂利道
及び心身を雨水に浸す

[A]
煩雑なレベルエールで　喉を絞り叫ぶ日々
ベトナム人の同僚と　挨拶を交わし
煙り臭い職場の駐輪場を　後にしても
当たり前かのように　それでも世界は回って行く

[S]
あの日、六畳一間で　育てた歌はいずこへ
くだらないと捨ててしまえば、それまでで
明日も　明後日も　諦めの繭に包まれて
故にその不安から逃げる為の口実
それが僕の場合　単なる夢想に成り下がってたかもしれない

[C]
言い訳じみた悔し涙が　挫折の数々が　現実逃避だったとて
愚痴を溢したバイトの仲間　もう過ぎた景色ばっかだ
この先のどん詰まりの向こう側　向こうから　
やって来るわけもなく　それでも真っ暗な道は続く

[S]
あの日、から今まで　流した涙達はいずこへ
思い出話と終わらせてしまえば、それまでで
明日も　明後日も　俯瞰してればこのままで
故に人生を投げ出せるに値する免罪符
それが僕の場合　やっぱり夢だったのかもしれない

それが君場合なんなのかは　君しかしらない

タグ :

[ 編集 ]