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恋人ごっこ。
Sken 投稿 - 2019/12/17 更新 - 2019/12/17 0 Comments 145 Views
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「汚い部屋。」そう言って
君が並べた本を縛る
「もう一度読んだりしないくせに。」と
少し怒った君がそこにいた

カラダの半分がなくなりそうで
一つだけ残した本は
あらすじを飛ばして読み返しても

種明かしの済んだ感情を見るだけ

あれは恋人ごっこ
そう思えば
痛くも痒くもないはずなのに
小さな頃
退屈だったものが
何故だか少し違っていたんだ


君の望むことを僕はただただ
演じていただけなのかもしれない
君が好きなものになればいいって
そんな簡単なことではなかったのにね

カラダの半分が嘘になった時
一つだけ残した自分の一部が
どうしようもなく苦しくなった

種なんかない感情だった

あれは恋人ごっこ
そう思えば
全ての辻褄が合ってしまうのかな
キレイ好きだった
君は一つも僕のことを残さないだろう

あれは恋人ごっこ
そう思えば
そう思えば、、、

懐かしくなる君のことが
机の向かいで笑っていたから
ちゃんと恋人だった
そう思えるよう
本気で君に向き合えば良かったんだ
小さな頃
退屈だったものが
何故だか少し違っていたんだ
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