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今年の頭に書いた作品なんですが、もっと良い作品に出来たらと思いまして全面的に書き直してみました。 感想等よろしくお願いします<(_ _*)>
M1911A1 投稿 - 2019/12/06 更新 - 2019/12/06 0 Comments 183 Views
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まだこの作品をgoodと言った人はいません
[A]
今年も、残り僅かですね
とイヤホンの中で パーソナリティーの声
天の川みたいに 長く続く国道の明滅が
深く被った僕の帽子の中へ 中へ

[B]
恐れ知らずの夢が 恐れを知って跪いた
これが現実だって 君が囁くから
この街の電飾でさえ 見上げた空の星でさえ
嘘臭く映ってしまうんだよ ほら見てみろよ

[S]
流行歌の歌う空想も 路上ライブが歌う現実も
等しくいつかは消えて無く 無く 無くなって
未来の逆光で塗り潰される 厭世的空間の雑音と成れの果て

[A]
無感情な街は今日も 突き放すでもなく
引き寄せるでもなく ただただ白々しいだけで
悲哀ばっか 切り立った 未来だったよなって
いつか笑える日が来るのか、知らないが

[S]
ラブソングが歌う君が好きも 応援歌の歌う頑張れも
等しくいつかは消えて無く 無く 無くなって
未来の逆光で塗り潰される 厭世的空間の万物と成れの果て

[C]
死にたければ死ねば良い 生きていたくば生きれば良い
辞めたければ辞めれば良い 続けたいのなら続ければ良い
逃げたくば逃げれば良い 戦いたいのなら戦えば良い
自由過ぎるが故に いつだって僕ら不自由なんだ
それでも結局はここに行き着く それでもこの空白を埋めるような 
強い言葉を僕は知らない 知らない 知らない それでも

[S]
流行歌の歌う空想も 路上ライブが歌う現実も
少なくとも今この瞬間は誰かの 誰かの手元へ 届くのならば

[S]
木偶の坊が見る幻影も その瞳が見る現状も 確かに夢見た明日も
等しく今日と地続きなら足掻いて 足掻いて 足掻いてよ
未来の逆光で塗り潰される 厭世的空間の花となり 刹那を飾れ



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