日々陳腐に成り下がって 瓦礫の穴で腰を振っている
生きるってそんなもんか
恭順も反抗も 刷り込みと脊髄反射で進む
自分ってそんなもんだ
意味なんて求めないで
脳ミソと体は 思う程繋がっちゃいないから
か細い煙を吐いて 瞳の油膜を言い訳に腐っていく
堪らない虚無が愛おしいんだろう
カーテンの隙間も無い 塞いだ寝室で
叶うなら幸せな夢に呪われたい
生きて糞をするだけの下らない人間になりたい
欲ってそんなもんか
弾圧も暴力も 刷り込みと脊髄反射で進む
思考ってそんなもんだ
意志なんて紛い物
悔いる頭すら溶けて流れただけ
錯覚に引き摺られ 痛みを痛みと思わぬ排斥に
訳を得て満たされた気だろう
カーテンの隙間も無い 塞いだ寝室で
緩やかに骨から肉が剥がれ落ちる
そんな命を望んだろう 劣等と自尊の地獄で
歩み続けた先に 幸福な瓦礫の山
足蹴すら厭われる 生きる糞であればいい
伽藍堂の頭蓋だけは 憐れんであげよう
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