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震える掌を 一粒の雪が濡らす
日を跨げば 痛みも抜ける
夕暮れが懐かしく思える この夜
明るいまま 白夜は終わりを知らず
誰の声も 届かないここで
孤独を貫くのは難しくない
削れた命を 元に戻しても
忘れた愛情は 二度と戻らない
何を望めば 生きていけるだろう
朝日の向こう 佇む百合の華
響き溢れる 光を向き咲く
一度きりの傷を引きずって 転ぶ
どこまでも 夢の中に溺れたまま
独り歩けば 何かには当たるだろう
それがひとつの希望になればいい
やがて命は 散り行く運命
逆らえるのは きっと今しかない
夜に目覚めた 狼のように
君が誰なのか 「僕」は知らない
僕が誰なのか 「君」も知らない
君とは何だろう 僕とは何だろう
もし邪念を全て捨てたとき
初めて逢えるのだとしても
同じ世界で たったひとりだけ
共に鳴き笑える人がいる
その背中を 追いかけ続けよう
後ろに振り向く その瞬間まで
もうこの足を 止めてもいいんだ
帰る場所への未練も捨てられる
ここでまた いつか逢いましょう
その日こそは 儚い命を紡ごう
時代は繰り返す 苦しみも喜びも
記憶の中で 見つけたのは
新しい朝の 温もりだけ
風が吹いた この大地で
息絶えることができるなら
幸せのIv(イヴ)…
חוה…
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