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バス停で待つ男の子は
曇りなき眼で今を生きている
僕はどうだ 一寸先も
見えないほどに真っ暗だ
お菓子を待ち席に着く女の子は
この世のことなど何も知らない
僕はどうだ 今日も今日とて
痛いところを突かれている
わかったふりしてわかってない
それが一番怖いことだよ
生きてるふりして死んでゆく
僕もそうなろうとしてる
そっと目を閉じてみる
夢を見る暇もなく眠りにつく
疲れ切った身体を
癒すには時間が足りやしないや
そっと耳を塞いでみる
聞きたくなくてもこびりつく
腐れ切った世界と
思い込んだのはいつからだ
自転車で風を切るあの子は
全てが輝いて見えたんだ
僕はどうだ ちょっとの歩幅も
ままならないくらい歩けない
叶えたいふりして動いてない
何回休みのペナルティだ
満ちてるふりして死んでゆく
見る限りは幸せそうだ
そっと目を閉じてみる
夢を見れなく無くなったのは
追いかけることを
閉じて止まってしまったからか
変えたいな 変わりたいな
不安だらけのこの人生を
変えたいな 帰りたいな
肯定してみてよこの人生を
先なんて誰も見えやしないし
死ぬなんて考えたくもないことだよ
何もしなくてもその時は来るし
何をしていても命は尽きる
僕なんて特別でも何でもないし
死を知ったのはいつかも覚えてない
何もしなくても時が満ちるなら
"僕"も満たしていたい それだけ
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