作詞コミュニティ Gunjo Lyrics

思い残す事などないと言えば嘘になるけど
いっそ辞めてしまえたらな　そんな事ばかり思う
理不尽や裏切りや嘘は案外ちゃんと見えていて
尚も白々しい顔で怯えきった頬を撫でる

傷だらけの真っ直ぐな少年は
働いて食べて寝るサイクルで
結局次の朝にはもう元通り

いつでも弱い正義は掻き消されて
溜め息で涙を乾かすけど
なんとかこうとか理由を付けて
生き続ける君が弱いだろうか
嘘ひとつ付けないようじゃ
騙されてく普通の世界で
カラカラに乾いた傷痕に
ささやかな雨が降る


誰かの為と銘打って自分を騙してまで手に入れた
アレコレで膨れた腹　引き換えに何を失った
正当や信頼や愛は思ってるよりみにくくて
影に身を潜める事と身を守る事は別なんだ

心を失くしたとこで少年は
空っぽの体のリサイクルで
すっかり今日の午後にはもう元通り

いつか必ず報われるという
曖昧な言葉で誤魔化して
感じないようにしてた痛みを
守ってきた君が弱いだろうか
自分ひとつ殺せないようじゃ
愛されない普通の世界で
色々呑み込んで来た後に
何にも見えなくなった


本当はちゃんと知っているから
もう寝るよ　明日もちゃんと働くよ
何でもない命を削って
雨に打たれながら


これだけ戦っては来ているよ
そんな事はどうでもいいけどさ
光の届かない所まで
聞こえて来た歌をちゃんと憶えてる
何ひとつ出来ないようじゃ
輝けない普通の世界で
誰のものでもない足跡を
残して来た君が弱いだろうか
息ひとつ出来ないくらい
凍えた体を温めて
生きている、ただそれだけで
幸せだと言えるとは

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