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幸せの具現化をはじめて感じたあの夜のこと。
ami1213M 投稿 - 2019/08/31 更新 - 2019/08/31 0 Comments 519 Views
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はじめてふたりで歩く夜道は少し雨の気配がした
いっそのこと雨よ降ればいい ほら ひとつの傘で帰れるから
街中のいつもは羨むだけのあの中へ 君とわたしで少し混じれた気がした
気のせいでもかまわない それだけのことで温かい

夜道で待ちぼうけしている真っ黒い大きな犬 ふたりして可愛いね なんて
それだけでいいと思った なにもいらないと思った
君は たった たったそれだけのことで私に幸せを教えてくれた


はじめてふたりで歩く夜道は分からないことだらけ
どうやって君を引き留めればいい もう ふたりの道が少なくて
人波を挟んで 帰りかけているわたしに思い出したように話しかける 
そんなことまるであたりまえの恋人同士みたいで
街中のいつもは羨むだけのあの中へ また 君とわたしで混じれた気がした

夜道で待ちぼうけしている真っ黒い大きな犬 ふたりして可愛いね なんて
それだけでいいと思った なにもいらないと思った
君は たった たったそれだけのことで私に幸せを教えてくれた

君は たった たったそれだけのことで私の中に居座り続ける

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