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不安定な夏の唄。
MONK 投稿 - 2019/08/06 更新 - 2019/08/20 4 Comments 358 Views
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tk77orange30tamayama3My_accountn
風鈴の揺れる音に
ラムネ瓶の露が滴る
北向きのこの部屋には
今年の猛暑も届かないね

不安定な感情も
太陽の光で 焼けてしまえばいいのに

―窓の向こう― 夏は来ぬ
遠出が嫌いな君を連れ出して
泣けるくらいに笑った

君を襲う憑き物も
僕の手には敵わないよね
蝉時雨 潜り抜けて
やっと見つけた静かな幸せ

―空の青― 夏は来ぬ
二度は来ない一瞬を目で追って
僕らは手を繋いだ




悲しみも切なさも
今はただ忘れていよう
夢ならば夢ならどんなに
素晴らしいだろう
君に逢いたいな


風鈴の揺れる音に
ラムネ瓶の露が滴る


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4 Comments

My_accountnMy_accountn
2019/08/09
ラムネ瓶の露が滴る

この表現力に、惹かれました。

君に会えない悲しみと
過ぎ去ってしまった
あの頃の夏に対しての
切ない感情が涙へと変わり

ラムネ瓶の露が
涙のように見え
滴っていく

そんな風に感じました。
tamayama3tamayama3
2019/08/11

「風鈴の揺れる音」
「ラムネ瓶の露」
夏ワードが纏う寂寥感。

夏は来ぬ

↑このキーフレーズの効果。
来ぬと言いつつ、猛暑から置き去りにされる疎外感。
この雰囲気の醸し方、とても勉強になりました。
MONKMONK
2019/08/13
My_accountnさん
最初は明るく爽やかな夏の唄を描こうと思ってましたが、今の私の心境からこうした雰囲気になりました。笑
切ない夏の面影を感じてくださって嬉しいです。
ありがとうございましま。
MONKMONK
2019/08/14
tamayama3さん
この歌詞における「夏は来(き)ぬ」の意味は「夏が来た」という意味を込めました。しかしtamayama3さんの解釈もとても素敵だと思い、逆にこちらがその意味もいいなと感じました。
新しい言葉を導いてくださって本当にうれしいです。
コメントをありがとうございました。
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