作詞コミュニティ Gunjo Lyrics

雪の毒を浴びてしまった
意識が朦朧としていく
白い中にダイヤが見える
きらめく冬の精が迎えに来た
シャンデリアなんかなくって
ただ悲しいだけこの部屋の隅っこで
ふと白い巨人に抱き上げられた
「噛み砕いてやろう。その黒い翼を」
でも何もできなくて
僕は一筋の涙を流す

紫に染まった空の上で
最愛だったあの人を思い出す
もう僕のことなど忘れているかな
僕はもうすぐ忘れてしまうよ
天国なんかなくってそこは
真っ白な世界だった
行いに左右されるという定義に
僕はちゃんと当てはまるだろうか
自分勝手に自分を殺した僕が
今頃そんなことを思ったりする
バラバラになった子供が僕を見つめて
こう言ったんだ
「お兄ちゃんもいじめられてたの？」
地球の狭さを知った
愛の無意味を知った
明るくて残酷なこっちの世界でも
隅っこを探して歩いている

もうどうでもよくなったあの日を思い出す
糸も切れ途方に暮れてた僕を救った
何錠もの希望の玉を
失ったものよりも得たものは少なくて
誰も僕を助けてはくれなかった
人のせいにして生きることに
自己肯定と満足を抱いていたんだ

目が覚めるとそこには
一定のリズムで脈を打つ僕がいた
たくさんの機械に繋がれる僕
そこもまた真っ白な世界だった

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