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utsusemi 投稿 - 2019/06/14 更新 - 2019/06/14 0 Comments 233 Views
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言いたいことも段々と 枯渇していった前頭葉
天井見上げる日々に 動けずじまいの体は鈍る
気付けば陽が暮れていた 気付けば陽が明けていた
早送りされる世界 独りだけ砂漠で死んだふり

どうして どうして どうしてこうなったの
どうして どうして どうしても解らない
どうして どうして どうして虚しくて
どうして どうして どうして泣いてるんだろな

明日に抱く期待も 今じゃ冷たい箱に収まって
無味無臭で弾かれた 社会を俯瞰して自傷行為
孤独や薬と仲良しでも いざとなりゃ助けちゃくれない
その癖寂しがって こんな他者承認を撒き散らして

ねえ どうして どうして 鏡越しの不幸を見て
どうして どうして 許せないって悶え続けるんだろね
どうして どうして 視界が狭まって
どうして どうして 好きなものでさえ黒く滲むの


どうして どうして どうして考え過ぎて
どうして どうして どうして終わらせたくなるんだろな

大事に積んでも壊されて 立て直そうとしても壊されて
繰り返す内に信じるも疑うも馬鹿馬鹿しくなった
感情が薄れても お腹は減るし疲れたら眠る
目覚めたらまた何かひとつ 奪われた気がして取り乱す深夜

ねえ どうして どうして 自由とか望む癖に
どうして どうして 不自由の方が居心地が良いんだろね
どうして どうして 欠陥ばかり憂いて
どうして どうして 手放せないものを潰してしまうの


どうして どうして こんなに死にたがっても
どうして どうして 結局息することを選ぶんだろね
どうせ どうせ 墓に埋まるのは決まってる
そうして そうして 今日も言い負かし 生きてるんだろね

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