感情は露呈する 雨の匂いが煙る
草木も生えない街で その何かに水を遣る
淡く滲む残像が 哀しみを連れて来る
嘘もつけない優しさが 今はただ胸を締め付ける
たった一雫の『雨』が瞼を濡らした
頭を垂れるように 心が剥がれて落ちた
たった一瞬のことが 永遠のように思えた
映画みたいにいつかは 終わってしまうなんて
思いたくなかったから
曖昧になる
愛なんてどうにでもなる
簡単なことから
上手に蓋をしていくように
愛想 尽かしてる
愛なんてどうにでもなる
言葉は役立たずだ
上手に嘘をつけるくらいには
たった一雫の『雨』が頬を伝った
星が流れていくような 軌跡を残して消えた
たった一瞬のことが 言葉にならなかった
形にして仕舞えば それは 枯れてしまうこと
わかってたから
感情は露呈する 雨の気配がしたから
誰もいない高架下で それが上がるのを待ってた
10 Comments
2019/06/08
等々、ポイントを突いて印象深い表現や比喩が混ぜられてますね。
雨という、悲しさの代名詞が一層ストレートに伝わりました。
2019/06/09
コメントとgoodありがとうございます。
内容としてはありきたりな感じですが、フレーズや言葉には結構気を使っていたので嬉しいです!
いつも見ていただきありがとうございます。
2019/06/09
切ない…
その感情を雨が包んでくれるようで、さらに感傷的になりました。
情景と感情、どちらも読み手にしっかりイメージさせることができるのは、さすがだと思います。
2019/06/09
上手に嘘をつけるくらいには
素敵☆
余韻の残し方がファビュラス♡でございます☆
2019/06/10
コメントとgoodありがとうございます。
情景と感情だと、感情寄りになりがちな私ですが、今作は情景も意識できたのが良かったですかね…?
雨という題材好きなので、また投稿するかもです。
2019/06/10
コメントとgoodありがとうございます。
余韻好きなのでつい…笑
まだまだなのでもっと頑張ります!
2019/06/11
曲待ちで!
2019/06/11
このクオリティを維持しながらどんどんチャレンジしていけるようになると
創作の楽しみが倍増ししますね!
書きすぎないという塩梅が、この作品は個人的にも好みでした。
2019/06/11
ありがとうございます!
最近メロが似たり寄ったりな感じになってしまうので中々できず…
曲付きも投稿できるよう頑張ります。。
2019/06/11
ありがとうございます。
どうしても感情寄りになってしまうので、今度は情景だけで表現できたらなぁと思います。
それで曲付き…よし方向性決まってきたぞ!笑