駆けたまえ まだ間に合う
夢にも思わぬ夕の色 童心へ
奇妙な息継ぎで
愛を 告げ回ろう
告げ回ろう
迎えよう 黄金の舟
何事も 齎しはせず
迎えよう 黄金の舟
だが心根は 一人で走る
泣きたまえ したいのなら
ひかめく景色の茫漠が 恋しいと
異郷の山びこで
愛を 跳ね回そう
跳ね回そう
迎えよう 黄金の舟
未来へと 己を浮かべ
迎えよう 黄金の舟
さも心根は 今へと届く
君が生まれた 世界でなおも
夜は来て 押し寄せて
置き去りにする 時刻
憎しみなど
似合いもせず
見つめよう 形なき舟
何者も 導きはせず
見つめよう 形なき舟
世の理と 視界は高く
迎えよう 黄金の舟
何事も 齎しはせず
迎えよう 黄金の舟
だが心根は ひたすら走る
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