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君から誘ってくれる日を本当はずっと待っていた。こんなやり方、君に気付かれたら負け。
nyori 投稿 - 2019/04/14 更新 - 2019/04/15 1 Comments 416 Views
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時の流れの中から見ると
私という存在は なんて儚いものか
なんて呑気に思っている間は
まだ幸せだった

メールが届いた
"いつか会おう。いつがいい?"
考えた けど答えはない
いや 最初から決まってた
100点満点の答えはただ一つ
"会わないでおこう"
…言えるわけない

好き嫌い 嫌い好き
対義語じゃないのに
繰り返し使われる
どっちかが消えちゃえばいいのに
何かを待ってる時間は長い
それがもうすでに私の心を現してる

いつの間にか時が過ぎて
無条件で隣にいれる期間は
終わってしまった
溜息すらも何かを求めていて
いっそ狂ってしまおうか?

メールを見ていた
"いつか会おう。いつがいい?"
答えは出てた そう最初から
文字にできない ただそれだけ
"とりあえずは暇だよ"
と送った
期限がきてしまったから

会いたい けど 会いたくない
矛盾した感情
でもこれが当たり前
素直じゃないのはどっちの感情?
返事を見るのがちょっぴ怖い
だって
答えは見る前からわかってるから

優しいから
きっといつかは会ってくれる
でもそれは
私に対する好意じゃない
律儀な彼は わかってるんだ
私の下心もして欲しいことも
でもそれは
踏み越えることはできない境界

嫌い好き 好き嫌い
対義語じゃないのに
対義語のように繰り返す
どっちかが消えちゃえばいいのに
その時が来るまで 夜はまだ深い
それこそが私の心を現してる

…だから 約束して?
私に会って。話をしよう
あの頃の事を 語らおう
気の済むまで
私の未練がなくなるまで
一緒に歌おう? 声が枯れるまで
なんて ワガママだね
全部嘘だよ
会いたいのは本当だけど
彼は気付かない
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1 Comments

recc_1019recc_1019
2019/04/15
揺れ動く心がとても伝わってきました。
愛するがゆえに憎い気持ち。人間って厄介ですよね(笑)
この主人公に後悔してほしくないなと思いました。
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