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上京しそれなりにやっていけてるけどなんか何かを持て余す女の子をイメージしました。生活感はうまく出せない、所詮イメージなんです
monica_Japonica 投稿 - 2019/04/12 更新 - 2019/04/13 5 Comments 618 Views
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mizumizu
灰色の風に包まって
延長の眠りから逸らした目
看護師を辞めたアイツの
結婚式の招待状

様々に折り重なって行く
ダイレクトメール捨てる気力なく
いっそ寿司でも頼んじゃおっか
明日から我慢すれば良いじゃん

今日はLINE返そうかな
別に嫌いなわけじゃないし
ぬるい靄の予感がして
駆け寄る音楽はいつでも
狂ってく日々も認めてくれたのに

結局、普通の日。
握っている秘密の味ももう既に慣れた味
言えないこと一つ
増やすための愚かさも既にぬるい魔法

君に言いたいことはある
だけどLINEまだ返せない
緩やかに腐った日々を想ってる


藍色の空に包まって
なんとなく狭い気持ちでいる
いつか誰かと行ったホテルの
横のビルを選んでしまってた

なんとなくおかしくなりたくて
狂っていられる時間を選んで
捨てること以外での勇気に
相変わらず怯えているんです

今度は勇気の使い方
少しあたしに教えて欲しい
寒い雨は空の魔法
悲劇騙りにはもう飽きた
後一つ何か失えるとしたら

結局、君だろうな
ピンク色のぬるいベールは悪魔の味がした
もう少し君のこと
ちゃんと考えてたら奪ってくれたのかな

君に言えない理由はない
だから何一つ言えはしない
鳥貴でいいなら今日は行くけど


結局、普通の日。
既に慣れた時間の合間で変わってく世界は
どこまで逃げるの?
アイツ煙草いつの間にやめてたんだろう

あと一本吸ってから
君に会いに行くよ 多分意味なんか無いけど
困りはしないでしょ
お金いくらもらっても君とは寝ないから

デリヘル嬢は辞めました
一度も行かずに閉じました
まだこの街を恨んでいたいから
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5 Comments

fishoilfishoil
2019/04/12
おっ…これは面白いテーマですね(笑。
タイトルにも集客力があると思います。
気だるい生活感の感じはボカロ曲のサヨコに似てますね。

ただこれ、デリヘル嬢におちるような女の子が書ける詩ではないと思いました。
言葉選びや比喩多めの言い回しがかなり詩的というか、蓋を開けてみればいつものmonica_Japonicaさんでしたね。

それもそれでアリだとは思うんですが、デリヘル嬢の教養レベルを想像して書いてみるともっとリアリティが生まれて生活感の部分も補ってくれる気がしました。
mizumizumizumizu
2019/04/12
自分はモニカさんのこういう雰囲気の作品抜群に好きですね。

全部の連にキラーフレーズがある感じ。
なのに作品全体の雰囲気、やるせなさや諦めや切迫した気持ちがごちゃまぜな感じ。すごいなぁって思います。
タイトルも秀逸。
>>fishoilさん
コメントありがとうございます!
デリヘル嬢の教養レベル、とは……?私はデリヘルを「おちる」だと考えてもいませんが、、、
別にデリヘルで働かなくてもやっていけるけど、なんかこの人生はちょっと違う気がして「逆にデリヘルか!?」と想って面接行ったけど結局働かないみたいな、そういう人をイメージして書きました。
>>ミズさん
ありがとうございます!
ごちゃまぜになっちゃうのは統一感が下手というところでもありますが、嬉しいです!
mizumizumizumizu
2019/04/13
いえいえ作品としてはしっかりまとまってますよ!
読んだ側がかきむしられるような心地にさせられるのがすごいなぁと思いまして。。
コメント連投すみません…汗
好きな作品です。
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