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雨が気紛れに降り
電柱 点滅しはじめた
明かりが消えた下で
あなたの帰りを待つ子犬
ぎゅっと 抱き締めた
蜘蛛の糸が蛾を
捕らえ 籠絡させる
不思議… それとも必然
月の雫が紫陽花を 輝かせる
霧の街で二人だけ
誰も邪魔をできない
欲に目が眩む 蜃気楼
傘を投げ捨てて
あなたに抱き付いた キスした 嘘のよう
靴に水が入り
嫌な音をたてる
夜の綺麗な闇が
そっと 慰めと 慈しみをくれるの
霧の街で二人だけ
誰も邪魔をできない
欲に目が眩む 蜃気楼
最後 その言葉はもう
聞き飽きたの さよなら
永遠に… 永遠に…
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