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夜風に背を押されて 枝から旅立つ桜
明日の雨に霞む不安 どうか元気で
世界の冷たさに何度も心折れて
それでも還るべき場所が待つのだろう
灯火のように生きてと
舞い散る日々の音は 桜 桜の儚さ
忘れゆく必然に 笑みを添えて
どうか元気で 手を振れる今の内に
祝福の訪れを 祈り
三日月浮かぶ水面に たゆたう小舟の桜
後にした枝には緑 受け継いで
別れを繰り返し 出逢う刹那の息吹き
変わらず彩る情景が 頬を濡らした
さらば 尊き紡いできた日々よ
さらば 夢に咲き続けた純真さよ
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