遠い昔のようで まだ始まりの途中
振り返った路は長く 引き返せそうにない
皆 追い越していった 暗闇を歩くひとり
信じたくないわけじゃないよ
ただ信じることに疲れただけ
夢と希望 両手で抱くには
ずいぶんと孤独に染まりすぎた
扉から洩れる光でさえ
眩しすぎて 怖くなるなんて
涙は忘れたつもり 情が移る前にさよならを
そうしなきゃ続けられなかった
繰り返す日々に同じ世界はない
大丈夫、大丈夫、と言い聞かせてきた
大切なものが消えてしまっても
少し休んで目を閉じれば逢える
この魔法が本当であれたら
夢と希望 束の間の慰め
全て捨てて心は嘘で満たされる
明日の景色なんて どうでもいいや
哀しみが来ない居場所があればなんて
思っていたのに 信じられたのに
やっと届いたのに 抱きしめたのに
刹那を諭した 現実の津波に 引き戻されて
淡い望みから醒めてしまった
あぁ、
夢と希望 薄れゆく運命に
消えないでくれと強くしがみついている
孤独に震え 光に怯えても
扉に手を 信じるために息をして
思い出すんだ 涙の在り処を
歩くに至った 変わらない始まりを
夢と希望 終わりまで背負う旅
物語は今日も続いていく
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