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一つだけの言葉に怯える
asakist 投稿 - 2019/03/12 更新 - 2019/03/12 0 Comments 186 Views
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薄い皮膚の膜の下で
この血肉は私の檻
暴れたがる目に見えない
この魂

熱に縋り痺れ灼かれ

気の触れた
千の誹りよりも
貴方の
注ぐ一つだけの
言葉に怯える


苦しいのか嬉しいのか
愛しいのか殺りたいのか
問いのように浮かんでくる
この感情

向かう先はただの一人

愛なんて
綺麗なものじゃない
こうして
溺れてみて分かる
醜い執着


愛なんて
碌なものじゃないと
そこまで
堕ちていけば分かる?

気の触れた
万の悪意なんて
貴方の
拒絶の声たった
一つに及ばず
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