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それは予告もなく だれにも とめられないもの。
SC04J 投稿 - 2019/02/21 更新 - 2019/10/16 5 Comments 781 Views
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tamayama3qon00423pond1120
電車が出るまで まだちょっとあるみたいで
ひらいたままのケータイ もう一度見てみた

“まだ何の準備もしてないよっ!”って
君はびっくりしてる

ぼくは おぼえてるかなぁ
立ち並ぶ団地の 何番目に行けばいいか
4年前は どんなことを話していたっけ?
電車がぼくを 巻き戻してゆくよ

君が出てくるのを 下で待ちながら
おみやげ忘れたことに今ごろ気づく

踊り場から君は顔を出すと
すぐに微笑んだ

その時降ってきた それは予告もなく
だれにも とめられないもの
ねずみ色の街に 真っ白な雪が ほら
一瞬の間に積もってゆくよ

ふたりだけに わかることが
ひとつずつ ふえてゆく

その時気づいたんだ それは予告もなく
だれにも とめられないもの
もうフラせはしない 真っ白な「すき」が ほら
心のふもとに積もってゆくよ

5 Comments

pond1120pond1120
2019/02/21
非常に巧みだなぁと、感じてしまいました。

冬の恋愛の歌詞って、世の中には沢山溢れるほどあって
そのどれもが、どうしても傾向が似てしまったり、オリジナリティが、
失われていってしまいがちなんですが、この歌詞はその辺りまで考えられて作られているのかなと思います。

ありふれてそうで、ありふれてない。
この、絶妙なラインコントロールは難しいんだけど、絶妙でした。
qon00423qon00423
2019/02/23
シーンを切り取ったような、ワンシーンで語らう歌詞ですかね。
文字で感情や表情を表すのって難しいと思うのですよ。考え無しにしてしまうと
読み手はここは感情がわかるのにここはいまいち、だったりチグハグになってしまう事が存外書き手はわからないことが多いですが、この歌詞はひらがなや漢字、果てはカギカッコで巧みに主人公の表情や感情を引き出していますね。

歌詞自体は主人公が出会ったばかりか、付き合い始めたばかりの彼女(?)を迎えにいき何処かに向かう所で切っていますが、想像の余地がありますしそれは決して暗いものではないんだなっというのが歌詞全体の様相で伺えます。

1つの作品としては秀逸ではないでしょうか。ぐっど。
SC04JSC04J
2019/02/23
qon00423さんgood、コメントありがとうございます✨

おっしゃるように字面でもけっこう伝わり方って
変わってきますよね( ˘ω˘ )
気にしないひとは気にしないんでしょうけど
個人的にかなりこだわってしまうので
そーゆー部分を感じてもらえるのは
作者冥利に尽きます(^^)

tamayama3tamayama3
2019/02/23
それは何の前触れもなく
気づいたら おちているもの

雪のたとえとタイトルのfallin'。
あえて「’」で終わらせるのがなんかニクイ。
まだまだ続いていくんですよって感じがします。
電車から踊り場までの画が自然と浮かんできます。素敵です。
SC04JSC04J
2019/02/23
玉山さんgood、コメントありがとうございます!

タイトルのとこまで深読みしていただけて
うれしいです✨

ぼくとしてはそこまで意識してなかったので
そーゆー考察もあるんだなって
勉強になりました☺️
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