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春うた
rose27 投稿 - 2019/02/18 更新 - 2019/02/18 0 Comments 441 Views
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一、
彼(カ)の人へと 繋ぐ此の橋
果てなく長く巡るだけの 愛し姿 
いつか愉しさ 憶えた彼(ヒト)は
戻り道さえ疾うに忘却れ 都(マチ)に憩う

虚し泪 逢えなき日々は哀しく
心癒されぬまま 春は訪れる


二、
咲いて舞い散る 花片のように
いっそすべてを覆い隠し 生きれたなら
こんなに辛い 寂しさもなく
恋唄奏で実を生らせる 花になろう

橋の袂 佇めば見慣れぬ影
赤き消印された 封を差し出した...


白い便箋に 並べられた言の葉は
心蕩かすように 春へ向かわせる


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