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よろしくお願いします。
celery 投稿 - 2019/02/09 更新 - 2019/02/13 4 Comments 189 Views
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hiroshi_mishimapond1120
撹拌される白と紫は
渦に身を委ねて混ざり合う
混乱する意識を持て余す
自我を保つ暇
押し寄せる世界

どこからが自分か
見失って
どこまでが自分か
見失って

この色をなんと言うのだっけ
本当はひとつも知らない
曖昧な輪郭で
ぼやけている
いつも


撹拌される白と紫は
限界を諦めて混ざり合う
困惑するセンスを宥めすかす
自他を区切る隙
流れ込む世界

どこからが意味か
見失って
どこまでが意味か
見失って

この痛みをなんと言うのだっけ
本当は詳しく知らない
漠然とした感覚で
なのに鮮明
ずっと


重ねることをなんと言ったか
重なることをなんと言ったか
連続 不連続
断続 断絶
転がる夜の身のこなし


この色をなんと言うのだっけ
本当はひとつも知らない
曖昧な輪郭で
ぼやけている
いつも
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4 Comments

pond1120pond1120
2019/02/09
とても良いですね。素敵です。
言葉に奥行きを作り出して、読み手を引き込む。
とても実力を感じました。

良い歌詞に出会えるとやはりテンションが上がります。
応援してます!
celerycelery
2019/02/10
コイケさん、goodとコメントありがとうございます!
とても嬉しいです。
良いものを作れるように頑張って参ります!
見事な比喩ですね。
混ざり合うヨーグルトの白と紫を、境目を失う自他に重ね合わせようとは、私にはとても思いつきません!
celerycelery
2019/02/13
浩志さん、goodとコメントありがとうございます!
大変光栄です。ドリンク屋さんでミキサーを見ていたときに、ふと浮かんできて作りました。
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