路地裏から抜け出せない魂
俯き 声を押し殺し 啼いた
半端な体温が心地よく思えて
情けなくて 不甲斐ない
自分が笑える
真面目なだけ 人より少しだけ
優しいなんて言わないで 尚更
半端な期待が脳を拗らせるだけ
そう言い聞かせ 支配する
生きることすら
此処には無いものばかり求めて
挙げ句の果て 自らを窘めて
飼い慣らすことはお上手なんですね
そんな皮肉を餌に
今日もスクスクと育つ
その大樹の下にはいつかの自分が眠る
ああ葬り去りたい
燃えるように散る花弁を眺めて
ひとつまたひとつと重ねた
一瞬と永遠を見紛う
夢か現か 可不可否か
どれもこれも却下
神様の支配下
有象無象が唱える魔法の呪文
どれもこれも阿呆と
言われて差し支えないもの
かくかくしかじか
話せば長くなることやら
人間なんて名ばかりの身体
抱えて歩いた
冷たいconcreteの上から
息衝いたそのflower
生きることすら
順応するのはただ
単純明解な脳の仕業
此処にあるものに意味を成して
騙して 無知でいさせて
取り繕うことに疲れてしまったの
理性が邪魔するから
思考は理解を喪う
わからないわからないわかりたくもない
こんな現実
ああ葬り去りたい
燃えるように散る花弁を眺めて
ひとつまたひとつと重ねた
一瞬と永遠を見紛えば
ああ死して尚
生き返るように芽吹く時を待って
一瞬が永遠に変わる頃
馬鹿みたいな空想に耽る
8 Comments
2019/02/01
この作品は本当に、思考を停止させて右手の自動筆記で書いたみたいな印象ですね。
狙ってやったのなら、これはすごいww。
無機質に固めたというか、それでいて脳の仕業と書いちゃうあたりもニクイ演出でww。
んー、ちょっと迷うけど、ファン心理でGOODですかねww。
2019/02/01
追い詰められているからこそ書ける詞なのかなと思いました。
2019/02/02
コメントとgoodありがとうございます。
休みがないわけではないんですがね…笑
なかなか詞を作ろうと思えず四苦八苦してました。。
次第に自分が溶けて無くなっていくような、埋没していくような感覚で作りました。good嬉しいです!ありがとうございます!
2019/02/02
コメントとgoodありがとうございます。
たしかに遺書みたいな感覚もありますね!
生きることすら順応の部分がなんとなく言いたかったことだと思います笑
2019/02/03
「理性が邪魔するから思考は理解を喪う」
わかりたくもないのにわかったふりをしなければならない事も多々。
なんだかリアルでどきっとしました。
ああ死して尚
生き返るように芽吹く時を待って
↑ここ。
自己の現状打破に良い表現はないかなぁとぼんやり考えていて
これだ!と思いました。
自分のポジソンに似たような表現が出てきたらパクリですw
2019/02/03
コメントとgoodありがとうございます。
実は仕事の忙しさから生まれた歌詞ではないんですよね笑
なんといいますか、
生きることに疲れてしまってる自分を葬り去りたい自分がいるんですけど、それすらも出来ず、生きることに対して無意識に順応してしまう自分を描いたものになります?←すいません、うまく言えません。
まあでも仕事に忙殺されてるのは一緒なので結果そうかもですね笑
2019/02/18
自問自答に近いような感覚なのかな。
”夢か現か”からの畳みかける感じ好きですね。
その前の何連かの構成があって、この連がすごく活きていると思います。
韻の踏み方も何気なくて好感が持てました。(個人的にさりげない置き方が好き)
応援しています!
2019/02/19
コメントとgoodありがとうございます。
そうですね、まさに自問自答です。
韻を踏むときはなるべく意味も付かず離れずで使いたいので、さりげなく上手いとおもえる感じを目指してます。まだまだ全然ですが…汗
昔の作品見ていただきありがとうございます。すごく嬉しいです。