新規登録 ログイン
ボケ老人みたいなうたになってしまいました
enseikan 投稿 - 2019/01/25 更新 - 2019/02/04 6 Comments 260 Views
good投票
a_shindoh
今この一瞬の欲望を満たそう気休めにすがろう
何度も繰り返してみてもぽっかり塞がることはない
"春""夏""秋""冬"が繰り返し刻んだ思い出の時間は
いったい何だったんだろう喜怒哀楽どこにもいない

幼き頃の走馬燈散りぢりに破れぐるぐるまわる
これでもないあれでもないと懸命に繋ぎ合わせたけど

出会った人々皆ちぐはぐ僕が主人公だったのに
ぼんやり曖昧なまま完結無常幕が下りてゆく

真夜中逢いに来てくれたあの喜び思い出せないのは
未来のためいつかきっとと懸命堪えた苦しみは
いつしか何もかも色褪せて白黒暗い闇へ沈む
誰とも交わらず虚空へと焦がれて夢見た何かすら

数百年数千年後もどんな幸福も悲劇でも
心の蓋開けばそこは我が事で満ちている世界で

さよならしたくてしたわけじゃないうまくいかなくて馬鹿みたい
終わりは必ずやって来るから帰ろう何を手土産に

線香花火を楽しそうにしている家族横目に見て
夏を感じられているならまだ大丈夫だったのかも
賑わう景色があるのに映るものは砂嵐もうだめ
認識できないや悲しいかい?もう何もできない?

ただこの一瞬の欲望を満たせなくても満たしたくて
最期も…あぁ…満足がない…線香花火の人生よ…
激しく燃えていたあの頃がこんなに小さく萎むんだ
ぽつんと気づかぬ間に堕ちた何回やってもおんなじだ
タグ :
[ 編集 ]

6 Comments

yumemigati3yumemigati3
2019/01/25
確かに、もうすぐ死ぬみたいな内容ですがww。

心に刺さるリアリティのある寂しさに引き込まれますね。
kayumakayuma
2019/01/25
線香花火って幼い頃を思い出します。打上花火と違って自由自在に操れるところがいいですね。
そうですね、死を目前にしたような雰囲気ではありますが、線香花火の物悲しさがうまく表現されていると思います。
夏の終わりの風物詩、線香花火。切なさもありますが、毎年やりたくもなります。
enseikanenseikan
2019/02/04
夢見がちさん
線香花火が
最初はバチバチ激しく燃えているのに
次第に勢いが弱くなって最後はぽつんと消えて落ちてしまうのを
なんだか人生みたいだなあと思ったんです

老人になったら思い出も何もかも色褪せてなくなってしまうのかなとか
それでも最期にも
何かひとつやふたつは
ずっと執着し続けてきたものは色褪せても持ち続けているのかなとか
そんなことを書きました
enseikanenseikan
2019/02/04
まゆたん
自由自在に操っても最後は虚しいものですね
いつもコメントありがとです
enseikanenseikan
2019/02/04
ひろしさん
お褒めの言葉ありがとうございます
線香花火も人生も
みんなでやるとわいわい楽しいですが
ひとりでやると本当に虚しいだろうなと強く感じます
Add a comment - 1000文字以内でご入力下さい。HTMLタグは使えません。
コメントを投稿するにはログインして下さい。初めての方は無料のユーザー登録を行って下さい。
ログイン 新規登録