作詞コミュニティ Gunjo Lyrics

五時のチャイムに驚いて着込んだ
街灯の明滅をしばし見つめる
オレンジを冷まして

海鳴りに耳を澄ませその奥を探ってる
私はあなたの思い出に戻っていく

みずいろにオレンジが溶け出していく
鳥たちは列をなしては影を作る
終わりから始まることもあるように
すぐにまた消えてしまうことを恨まないで


波間の白が無重力に漂う
隙間に染みた風でふと我に返った
みずいろを返して

気後れは忘れても最後の時が淀んでいる
私はあなたの幸せを願っている

みずいろにオレンジが溶け出していく
濡れた砂の匂いが鼻先をくすぐってる
始まりが終わりも連れてくるけれど
いつもまだそのことに気づかないふりをしたい


手遅れを手暗がりに収めて隠している
私はあなたの想い出で踊っている

みずいろにオレンジが溶け出していく
何でもない幸せを今願っている
壊れてもう治らない傷を見つめているよ
すぐにまた消えてしまうことを願っている

みずいろにオレンジが溶け出していく
鳥たちは列をなしては影を作る
始まりも終わりも全ては同じ意味で
溶け出して混ざり合って無に戻っていく

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