新規登録 ログイン
 
utsusemi 投稿 - 2018/12/31 更新 - 2019/02/17 0 Comments 242 Views
good投票
daydream018

底なしの奈落に弾かれて
射し込む光から遠退いていく
これは運命に試されているのか
或いは神に見捨てられただけか


振り出しを嘆く時間に終わりの花束を
前も後ろも平行線の希望しか見れないから
賭けの螺旋へ踏み出したんだろう
全ては可能性との距離を示す為に

あらゆるものを天秤にかけ 惜しみながら路に置いてきた
それが爪痕として光るのは 冥土の土産を掴むとき

俺は超えていける 超えていける 己さえ凌駕できる
そう言い聞かせ目に映した あの鐘を狙う
息を切らして血反吐を吐いて それでも構わず突き抜けた先へ
描いた放物線が 頑丈な虹を導いて

未来へ架かるように


現実の脅威に折られた旗印
隙もなく挫折が引き返せと手招きしてくる
だけど灯りは手から離れなかった
何としても灼け落ちぬよう 守り抜かなければ

この世に散らばる証が 例え嘘偽りだと暴かれても
信念と称えたものだけは 貫き通すべき価値だ

唇を噛み締め 雨に打たれ やっとここまで来たんだろ
そう奮い立たせ揺るぎのない あの鐘を目指す
報われもしなかった 孤独と思った 色を無くした日々は数知れず
その流した涙はいつしか 軌跡という強さへ変わった 


闇夜に浮かぶ星が誰かを繋いでくれるのなら
枯れた夢が大地に還り また芽吹くなら

俺は超えてやる 超え続けてやる 何度だって這い上がる
架けた未来と引き換えに 大空の鐘に手を伸ばして

栄光の音を鳴らすまで
タグ : [ 編集 ]

0 Comments

Add a comment - 1000文字以内でご入力下さい。HTMLタグは使えません。
コメントを投稿するにはログインして下さい。初めての方は無料のユーザー登録を行って下さい。
ログイン 新規登録