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時の狭間を彷徨う旅人 太陽にはもう二度と出逢えない
諦めを悟った瞳からは どんな世界が映るのでしょう
破り捨てた地図の切れ端に 描かれた追憶の物語
縋る地を見失った体は ただ風に流されるだけで
荒廃した心は砂漠と化して 埋もれた幾つもの足跡
忘れざる笑顔と罪を引き摺り 心は深淵の最果てへ
何色にも染まる事も出来ずに 白にすら戻れないまま
尚も苦しみを抱くの その歩く足に意味はあるの
明日の産声を断ち切った旅人 別れ言葉さえ告げずに
落ち切れなかった砂時計の中 反転して歩いていく
延々と渇く安らぎを潤す 涙の行方と引き換えながら
尊い声の刻んだ思い出を 道連れにして
「君と生きたかった」と 叶わぬ夢を置いて
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